助産科「あかり」akari
現在の隠岐の島でのお産事情について
当院では、産婦人科医師立ち会いによる分娩と、院内助産科(あかり)で分娩をおこなっています。
隠岐の島で生まれる赤ちゃん
2014 (H26) |
2015 (H27) |
2016 (H28) |
2017 (H29) |
2018 (H30) |
2019 (R01) |
2020 (R02) |
2021 (R03) |
2022 (R04) |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
助産科 | 37 | 26 | 15 | 28 | 18 | 52 | 58 | 62 | 54 |
産婦人科 | 86 | 74 | 84 | 87 | 77 | 12 | 16 | 13 | 7 |
全体 | 123 | 100 | 99 | 115 | 95 | 64 | 74 | 75 | 61 |
助産科「あかり」ができた経緯
2006年4~10月、産婦人科医不在のため、隠岐の島でお産ができなくなりました。2007年4月に、島民の声もあり助産科「あかり」を立ち上げました。
隠岐の島のお産の「あかり」をたやさないように…。
隠岐の島で生まれてくる命の「あかり」をつなぎ続けるために…。
という想いをこめて「あかり」と名付けました。
院内助産ってなに?
緊急時の対応が可能な医療機関において、助産師が妊産褥婦とその家族の意向を尊重しながら、妊娠から産褥1か月頃まで、正常・異常の判断を行い、助産ケアを提供する体制をいいます。
助産科「あかり」って、どういうお産ができるの?
【あかりで出産できる方】
- 助産科「あかり」での分娩対象者は、前回の分娩が正常分娩であり、今回の妊娠も経過が順調である経産婦の方です。
- 助産科での入院となります。助産師は医師(産婦人科・小児科)、看護師との連携の下、分娩介助および産褥婦・新生児の管理(母児同室)をします。
- 自然な分娩を目指していますが、緊急の処置を行う必要が生じた場合には医師の指示に従い、医療行為を行うことがあります。
家族みんなに囲まれた温かい雰囲気の中で、新しい家族の誕生を迎えられ過ごせるようにという思いを大切にしています。
そのためにも、体重管理について特に保健指導に力をいれています。妊娠前のBMIに応じて、妊娠期間を通じての体重増加量の目安を予定日決定の保健指導で説明しています。目標体重を妊婦さんと助産師で共有し、「離島で安心して主体的に産む」ために一緒に頑張っています。
特に、里帰りを希望される妊婦の方は、体重コントロールに関してご不明な点やお困まりの際はいつでもご相談ください。
助産師外来もしています!助産師外来とは?
緊急時の対応が可能な医療機関において、助産師が産科医師と役割分担をし、妊産褥婦とその家族の意向を尊重しながら、健康診査や保健指導を行うことをいいます。ただし、産科医師が健康診査を行い、保健指導・母乳外来等のみを助産師が行う場合はこれに含みません。
私たちは、助産師としての専門性を生かし、個別の指導に力を入れています。おおよそ30分の時間をかけて、妊娠中の方や、育児中の方との信頼関係のもと、じっくりと話を聞きながら、自信をもって妊娠期間を過ごせたり、育児をしていけるように診察・相談を受けています。
【外来スケジュール】
16週、20週、26週、32週、37週、39週
(助産科分娩の方は、38週の健診も助産師が行います)
【健診内容】
問診、超音波検査、内診、保健指導
母乳外来について
平日の午後の助産師外来枠にて母乳外来をいつでも行っています。
子育てサロン・プレパパママ教室について
当院では、母親教室や両親教室は実施していません。
個別での指導を大切にしており、健診時に保健指導を行っています。
2017年は、病院祭で初めて子育てサロンを開催し多くの方に参加頂きました。今後も開催予定ですので、ぜひご参加ください。
また、町と協力して、プレパパママ教室を年に3回開催しています。詳しくは、隠岐の島町役場へお問い合わせください。
体制
科長: | 高村 浩美 |
スタッフ: | 助産師8名 |
お問い合わせは下記まで
産婦人科外来担当助産師まで
電話08512-2-1356(代表)
内線1105番
↓関連ページは下記をクリック↓